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〈付録〉平成26年度4月期申請
大学評価・学位授与機構で学士(教育学)を取得した記録
 

 

 平成24年10月に 大学評価・学位授与機構に学士(教育学)を申請をし、不合格となりました。 修得単位は可でしたが、学修成果のテーマの設定が適切ではないという理由でした。

  そして、今回はテーマを設定しなおしての再申請となりました。なので、単位修得状況等申告書は改めて提出していません 前回は純粋な知的好奇心でしたが、今回は些か不純です。

  修得単位の中に 教育史を全く含んでいないにもかかわらず、論題に教育史を冠した私の学修成果を機構が認めたというのも面白いかもしれません。



 私が平成26年度4月期に学士(教育学)の学位授与申請をしたのは、大きくは今やっている日雇い仕事で自分を少しでも高く買ってもらいたいというという、極めて俗な動機からです。勿論、若い頃に読んだ韓愈のことを書いてみたいという知的好奇心も少し。                                          

 私が申請に使った専門科目の単位は下記のとおりです。ただし、大学評価・学位授与機構の判定基準は明瞭ではなく、このとおりやって上手くいくとは限らないようです。同じ「カウンセリングの理論」を申請に使って非該当にされたという方もおられて、一体全体どうなっているのか訳がわかりません。                                    
[参考]『新しい学士への途』2014年度版の専攻の区分「教育学」の頁           

 単位を修得した専門科目

単位 

  授業科目の区分 

該当する例示科目

 教育原理  4 

教育学・教育心理学に関する科目

  教育原理

 パーソナリティーの理解  4    〃   人格心理学
 生涯発達の心理学  2    〃   発達心理学 
 カウンセリングの理論  4     〃   カウンセリング 
 交流分析とゲシュタルト療法  2    〃    〃 
 論理療法  2    〃    〃 
 生涯学習論  1    〃   生涯学習論
 図書館概論  2    〃   図書館学
 図書館経営論  1    〃    〃 
 図書館サービス論  2   〃    〃 
 情報サービス概説  2    〃    〃 
 図書館資料論  2    〃    〃 
 専門資料論  1   〃    〃 
 資料組織概説  2   〃    〃 
 児童サービス論  1    〃    〃 
 レファレンスサービス演習  2   〃    〃 
 情報検索演習  2    〃    〃 
 資料組織演習  2   〃    〃 
 図書及び図書館史  1    〃    〃 
 コミュニケーション論  1    〃    〃 
 情報機器論  1    〃    〃 
 図書館特論  1    〃    〃 
 図書館実習  1    〃    〃 
       
 自閉症児・者の心理  2   特別支援教育に関する科目   障害児心理学
       
 計  45     

   *1 生涯学習論から図書館実習までの計25単位は、図書館司書課程で取得したもの。
    *2 平成24年度10月期の申請では、上表の45単位で修得単位の審査は可と判定されました。
    *3 この45単位では余りにも少なすぎると自分でも思うので、学位取得後も教育学の専門科目
     の単位の積み上げ を続けています。目標では、専門科目の合計62単位です。    
    *4 上表の「該当する例示科目」とは、単位修得した科目が『新しい学士の途』に例として挙が
         った科目のどれに該当するかを私が勝手に判断したものです。
      *5 重要な追記。平成29年度申請から学士(教育学)の審査基準が変更されました。例えば人
         格心理学は、教育学・教育心理学に関する内容に限定されています。したがって上記の「パ
         ーソナリティーの理解」のような科目は教育学の専門科目として非該当になります。

 
なお、大学評価・学位授与機構の「専攻の区分・教育学」が図書館学と未分化になっていることに幾
 許かの疑問が残ります。以上、どなたかの参考になれば幸いです。
                              
                                          菅野 拓 kanno taku −平成26年8月29日記
  

 

 
  レポート(学修成果)                                                                   

  十代の頃に感じたことを、改めてまとめてみたという内容です。稚拙なのはともかくとして、受
 かるように書いた面があります。私自身、この世界に意味があるのか非常に否定的で、前向きな人 
  間ではありません。そういう面は極力隠しています。 『教育史における韓愈の評価』    


                                                                                                                             
 小論文試験の問題(平成26年6月8日)

1.伍氏『中国教育史要略』で、著者はどのように中国教育史を概観しているかを述べなさい。

2.韓愈の教師論をあなたが評価する理由について、要点を簡潔に述べなさい。
                            

 
 
   ボツになった書誌学のレポート(『定家筆土佐日記の書誌学的一考察』)         

    学士(教育学)の専門科目に図書館学が挙げられている。ならば書誌学でも学修成果を作れるの
   ではないかと考え、前回の平成24年度10月期申請ではこの論題に。結果は見事に「学修成果の 
   テーマの設定が適切でない」と不合格に。今では確かに無理筋だったとも思います。

   でも、それなりに面白く書けたと思うレポートなのでここに掲載しておきます。要点は、@世に
   定家筆土佐日記と呼ばれているものは紀貫之の自筆本を書写したものではない、定家筆本は別にあ    った、Aまた俗に為家本と称される大阪青山歴史文学博物館蔵の土佐日記写本についても、定家筆
  本とは無関係の代物である、というものです。

     書誌学の大先生たちからは噴飯物と言われそうですが、その大先生たちのしていることの方が私
   には噴飯物です。 『定家筆土佐日記の書誌学的一考察』

 
   ※上記PDF中の図が見にくいので、ここに写真を再掲しておきます。本文4頁です。

   


 gakui_juyo@yahoo.co.jp   


教育史における韓愈の評価 独立行政法人